平凡社版　「日本の野性植物」より該当個所のみ転載　用語集へ
　カヤツリグサ科
　　　カヤツリグサ属　スゲ属　テンツキ属　ハリイ属　ホタルイ属　ミカヅキグサ属
　　

Ａ　花は雌雄の別があって、単性。
　Ｂ　果は鱗片（果胞：前葉）に包まれ、基部には台座がなく、また格子紋もない。
　　Ｃ　果胞は頂部を除き、縁は合着して袋状。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スゲ属
Ａ　花は両性、または大部分両性。
　Ｂ　鱗片は小穂に少数つき、不同長で中位〜上位のものはやや大型となる。
　　Ｃ　果に針（剛毛）がある＞
　　　Ｄ　湿地に生える草本。
　　　　Ｅ　花冠は２裂、または全縁。果はレンズ形で格子紋はない。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミカヅキグサ属
　Ｂ　鱗片は小穂に多数つき、ほぼ同長。
　　Ｃ　針は果時に伸びず、綿毛にならず、花外（鱗片の外側）に出ない。
　　　Ｄ　針はないか、または剛毛状、羽毛状、皮膜状などで、花弁状ではない。
　　　　Ｅ　果は薄膜質の被膜に包まれない。
　　　　　Ｆ　果時に花柱は基部が果体から脱落。針はない。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・テンツキ属
　　　　　Ｆ　果時に花柱の基部はふくれて果体について残るか、または細くて果体に続く。
　　　　　　Ｇ　花柱は基部が球状にふくれて、果体に残る。
　　　　　　　Ｈ　湿地に生え、葉は葉梢に退化。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハリイ属
　　　　　　Ｇ　花柱は細くて基部は果体に続く。
　　　　　　　Ｈ　鱗片はふつうらせん状に配列。針は多くはよく発達。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホタルイ属
　　　　　　　Ｈ　鱗片はふつう２列に並ぶ。針はない。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カヤツリグサ属