平凡社版　「日本の野性植物」より該当個所のみ転載　用語集へ
　バラ科　シモツケ属
　　イワガサ・イブキシモツケ・シモツケ・イワシモツケ
　　　
Ａ　花序は分枝して円錐状または複散房状となる。
　Ｂ　花序は複散房状、頂端はほぼ平坦となる。
　　Ｃ　葉は卵形〜狭卵形で、鋭頭〜鋭尖頭。
　　　Ｄ　葉は膜質〜革質で、裏面は有毛または無毛、無毛の場合淡色〜粉白色、不整の鋭鋸歯がある。
　　　　　花は淡紅色。袋果は無毛または腹縫合線上に短毛がある。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シモツケ
Ａ　花序は分枝せず、単純な散房状または散状の総状花序となる。
　Ｂ　花序は有柄、今年枝に頂生し、その枝には普通葉をつける。
　　Ｃ　萼裂片は直立または開出し、花後も半曲しない。
　　　Ｄ　葉は全縁、または上端に３個の鈍鋸歯がある。芽は扁平で、外側の鱗片がもっとも長い。葉は倒卵形〜楕円形。山地岩場・・・・・・・・イワシモツケ
　　　Ｄ　葉は鋸歯縁またはときに半ばまで裂ける。芽は扁平とならず、外側の鱗片は内側のものより短い。
　　　　Ｅ　葉の表面は脈上に白軟毛があり、脈が著しく隆起し、中部より先に鋸歯がある。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・イブキシモツケ
　　　　Ｅ　葉の表面は無毛またはほとんど無毛。上部の多くの鋸歯がある
　　　　　Ｆ　葉は鈍頭〜鋭頭、倒卵状円形〜ひし状卵形。若枝は無毛、葉の長さ１．５−３．５ｃｍ。子房や袋果は無毛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・イワガサ