平凡社版　「日本の野性植物」より該当個所のみ転載　用語集へ
　　ツツジ科　ドウダンツツジ属
　　　サラサドウダン・シロドウダン・ベニドウダン・コアブラツツジ・ドウダンツツジ・カイナンサラサドウダン・アブラツツジ　　　　　

Ａ　花冠は鐘形で、先はつぼまらないかわずかにつぼまり、裂片は開いても半曲しない。
　　果柄が湾曲して果実は上向きにつく。種子には縦条の目立つ不規則な翼がある。
　Ｂ　花冠裂片は全縁
　　Ｃ　花序は短い総状で、長さ２−６ｃｍ。１０個内外の花を散房状につける。花柄は長さ１−２ｃｍ。花の長さ８−１０ｍｍ。黄白色で紅色の条がある・・・・・・サラサドウダン
　　Ｃ　花序は細長い総状で、長さ４−９ｃｍ。８−２０個の花をつける。花柄は長さ０．５−１．５ｃｍ。低山岩地・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カイナンサラサドウダン
　Ｂ　花冠裂片は細裂。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ベニドウダン
　　　（花が緑白色のもの）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シロドウダン
Ａ　花冠は壺形で先は狭まり、裂片は反曲する。果柄は真っ直ぐで湾曲しない。種子は滑らかか稜があるが、翼はない。
　Ｂ　花は下垂する総状花序につく。花冠の基部は隆起しない。�刮ﾊは楕円形〜球形で下向きにつく。種子はなめらか。
　　Ｃ　若枝や花序の軸に短毛がある。�刮ﾊは楕円状球形、長さ２−３ｍｍ。葉は倒卵形〜楕円形。花冠は５浅裂。山地林縁や岩地・・・・・・・・・・・・・・・・・アブラツツジ
　　Ｃ　若枝や花序の軸は無毛。�刮ﾊは球形で長さ約１．５−２ｍｍ。山地岩場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コアブラツツジ
　Ｂ　花は散形状につき下垂する。花冠の基部は萼片の外に隆起。�刮ﾊは披針状長楕円形で上向きにつく。種子は縁や側面に稜がある。栽培・・・・・・・・・ドウダンツツジ