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| 春らしいパステル調の淡い青空と雪原は午前の様相と一変 僅かな時間だったがこの日でもっとも愉快な気分にさせてくれた |
【山 域】 鈴鹿
【日 付】 '08/3/6（木）
【天 候】 雪のち晴れ
【人 員】 単独
【ルート】 今畑→西南尾根→汗拭き峠→落合
【時 間】 今畑(7:00)→峠(9:00)→近江展望台(10:15)→山頂(12:15)→小屋(12:50〜13:35)→落合(16:30)
前半より続き
食事を終え外に出るとかなり明るくなっていた
おおっ これは期待できると周囲を見回すと下界がかなり見えてきた
陽が射し始めて阿弥陀峰やソノドも輝いてきた。嬉しい誤算である
さすがに改めて山頂まで戻る気はしなかったが
下山はのんびりと景色の良い郡界尾根伝いにしようと
持ち上げたスノーシューを気分転換もかねて装着した
霧氷は溶けたのか条件の違いか西南尾根に比べると
発達はいまいちだがそれよりもガスが取れた開放感は何ともいえない。
尾根を歩き始めると少しずつ山頂部にも光が当たり始めしコントラストが増してくる。
午前と全く様相の違う明るい雪原を歩いているとやはり気分が全然違う。
霊仙山は鈴鹿では珍しく琵琶湖の長浜方面がよく見えるが
季節の変わり目か春霞のようでクッキリとは見えないもののホワイトアウトとは雲泥の差。
右手に控える伊吹はまだ上部のガスが取れないようだ。
幸い風も弱くルンルン気分で蛇行しながら歩いているとかなり青空が広がってきた。
標識の上部だけ見えるお猿岩付近まで来ると登山路に合流
雪原歩きもこれにて終了。
急斜面をしばらく下ると樹林帯。
霧氷が取れた明るい林に太陽光が当たる感じはもう春の装いのよう。
汗拭き峠はかなり地肌も見えていた。
ここからはほとんどの人が榑ヶ畑へ下山しており
落合方面へは先人の踏み跡をみんながそのまま利用している
林道に入ると気温のゆるみで踏み抜きがひどくなったがスノーシュー
を付けるのも面倒とそのまま落合まで帰ると
今朝の雪は全部溶けていた
後日 この雑文を書いていると時間的にはこのまま引き返し
景色の変化を楽しむのも一興かと思えた。
