シャクナゲ満開の横根からダイラ

【山　域】　鈴鹿北部　横根
【日　付】　'03/5/４
【目　的】 シャクナゲを堪能する
【天　候】　晴
【人　員】　３名　　とっちゃん・山ちゃん
【ルート】 ツツロ坂峠→横根三峰→ダイラの頭→ダイラ→巡視路→百々女鬼橋

　横根のシャクナゲは３年ほど前に初めて見たが今まで見た中で最高の開花だった。というわけで久し振りに再訪することにする。前回は五僧に下りた為、今回は県境の東横根からまだ歩いていない区間であるダイラの頭へ向かうこととした。ただしメインのシャクナゲだが５／１の雲母峰で見た時はまだ蕾状態でありちょっと早い気もする。同行者の方にはあらかじめその旨を伝えまだ早いときは横根を素通りしてダイラあたりでのんびりする計画とした。

　山ちゃんの車はまだピカピカなので未舗装の林道に乗り入れるのは気の毒で百々女鬼橋付近に置車してからツツロ坂峠から歩く。さつそくイワカガミがたくさん迎えてくれる。概して北側の斜面が色も濃く綺麗である。そしてメインのシャクナゲが現れる。うれしい誤算で予想に反し時期が遅いくらいである。３人ともカメラ持参で何枚も撮りまくり時間が経つのを忘れる。最高点付近はまだ蕾も多く色も濃いものが多い。この尾根はミツバツツジも多いのだがこれは盛期をすぎていた。またちょつとした岩場もたくさんあり左右に展望が広がる。最高点も三角点もプレート類は全くなく古いマーキングが少し残るのみのこの山域。これでもかこれでもかとシャクナゲが飽きるほど現れるこの尾根も三角点をすぎると伐採跡が現れ一段落つく。前回と同じく県境の東横根は雰囲気がいまいちなので手前のブナ林で昼にする。鳥のさえずりが山風に混じり運良く朝の薄曇りからブナの葉越しに青空となった。展望のいい山頂での食事もいいがこんな場所でのんびりするのも何ともいえない爽快感がある。

　さて午後は始めて歩く為、楽しみにしていたダイラの頭への県境尾根。ところが意に反しなんと数ｍ幅で伐採されていた。ダイラの頭付近を見ても筋状に見える部分がある。悪い予感は的中し結局切り開きはダイラの頭手前まで続いていた。防火帯かそれとも林業用のモノレールでも設置するつもりかよく分からないが午前と一転暑い日射しを背に受ける予想外の歩きになってしまった。下山予定の巡視路もほとんど植林でこれではちょつと物足りないと当方の独断で時間も遅いがダイラの頭からダイラに下りてみることにした。・７３２手前から急斜面を下りダイラに着くとあののびやかな疎林が広がり何回来てもいい場所だ。時間が遅いので残念ながら上からの太陽光線を透過する新緑の鮮やかさは見られなかったが緩やかな台地を彷徨い歩きしているとやがて登山路に戻り少し登り返してあとは巡視路を淡々と帰った。

とても色が濃いイワカガミもたくさん咲いていた	まずは蕾から
開花直前	これは淡色
濃い色も	見飽きるほど咲き誇っていた
シャクナゲのある岩尾根と対照的な樹林で	山風と新緑を浴びながらのんびりとランチタイム
県境尾根はこんな有様でびっくりしたが・・・・	ダイラで鈴鹿の良さを再び堪能してから帰った。

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