平凡社版　「日本の野性植物」より該当個所のみ転載 用語集へ

ユキノシタ科　ウツギ属　
ウツギ　コウツギ　ヒメウツギ　ウラジロウツギ　マルバウツギ

Ａ　果実は�刮ﾊ。子房は２−５室
Ｂ　心皮は３−５個。雄蕊は花弁の数の２倍またはそれ以上。葉は対生まれに輪生
Ｃ　花糸は翼状となり、多くは上端に歯牙がある。花序に装飾花がない。
Ｄ　花は５数生。花柱は離生。植物体全体に星状毛がある。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウツギ属
　
Ａ　花は多数で、今年枝に頂生する円錐〜総状の集散花序につく。星状毛に顕著な柄はない
　Ｂ　花序の下の葉は柄がなく、多少とも茎を抱く。雄蕊の花糸には普通葉がない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マルバウツギ
　Ｂ　花序の下の葉は有柄。雄蕊の花糸には普通葉がない
　　Ｃ　葉の裏面は脈上を除き、星状毛がないか、あってもまれである
　　　Ｄ　花糸の翼の上端には明らかな葉がある。若い枝と花序には星状毛がない。葉の裏面には星状毛がないか、まばらに生える・・・・・ヒメウツギ
　　Ｃ　葉の裏面には星状毛が散生。若い枝と花序には星状毛が密生。、
　　　Ｄ　葉は薄く、裏面には枝も含めて径０．１ｍｍほどのきわめて小さい星状毛が密生して灰白色。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウラジロウツギ
　　　Ｄ　葉はやや厚く、裏面は灰白色をおびず、星状毛は大きく（径０．５ｍｍ以上）ときに開出毛が混ざる
　　　　Ｅ　花序は幅が狭く、円筒状。果実、花筒、萼裂片の星状毛の枝は１０個以下。果実は径４−７mm花弁の長さ１０−１２ｍｍ･････････････ウツギ
　　　　　　（ウツギに比べ全体が小振り花弁の長さ４−６ｍｍ）ﾞ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コウツギ