平凡社版　「日本の野性植物」より該当個所のみ転載 用語集へ

ラン科　ツレサギソウ属

ジンバイソウ　ミズチドリ　ツレサギソウ　オオバノトンボソウ　キソチドリ　コバノトンボソウ

Ａ　花は左右相称。内花被の１片は他の花被片と異形。雄蕊は１−２個
Ｂ　雄蕊は外輪の１個が残る。柱頭は中央の１個が退化して、嘴体をつくる
Ｃ　花粉体には粘着体があり、柱頭の嘴体の腺体に合着
Ｄ　柱頭は顕著でなく、突出しない
Ｅ　唇弁は全縁かまたは３裂
Ｆ　唇弁は全縁、花は淡緑色または帯白色
Ｇ　唇弁に距がある・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ツレサギソウ属
　
Ａ　唇弁は長楕円形。距は普通長い
　Ｂ　葉は５−１２個つき、上方のものは次第に小型になる
　　Ｃ　唇弁の基部の両側に小突起がある。距は長さ３−４ｃｍ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ツレサギソウ
　　Ｃ　唇弁の基部に小突起がない。距は長さ４−１２ｍｍ
　　　Ｄ　花は白色。距は背萼片より長く、１０−１２ｍｍ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミズチドリ
　Ｂ　葉は１−３個、上方のものは小型の鱗片葉となる
　　Ｃ　花は淡緑色〜黄緑色。萼片はやや厚く草質
　　　Ｄ　大型の葉はほぼ同形同大、茎の下部にやや対生状につく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジンバイソウ
　　　Ｄ　大型の葉の大きさは不同。離れて互生
　　　　Ｅ　葉は大型のものが２−３個。
　　　　　Ｆ　茎に稜があり、翼が発達。葉は無光沢、苞の縁に乳頭状突起ある・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オオバノトンボソウ（ノヤマトンボ）
　　　　Ｅ　葉は大型のものが普通１個。他は小さくて鱗片葉に移行
　　　　　Ｆ 側花弁は斜長楕円形、下半部は特に広がらず、先は急に細くならない。約室は互いに接近
　　　　　Ｆ　 側花弁は斜卵形、下半部は広がり、先は急に細まる。約室は互いに離れる
　　　　　　Ｇ　距は子房よりも長く、長さ６−２０ｍｍ。
　　　　　　　Ｈ　萼片はやや膜質、背萼片は線状披針形。側花弁は先端部が細く伸長。葉は普通開出
　　　　　　　　Ｉ　地下茎は紡錘形、芽は今年の茎に接して生じ、葉は全縁。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キソチドリ
　　　　　　Ｇ　花は一方に偏ってつく。距は上向き。葉は広線形、距は後方に跳ね上がる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コバノトンボソウ