平凡社版　「日本の野性植物」より該当個所のみ転載　用語集へ
　ラン科　キンラン属

ササバギンラン　ギンラン　キンラン

Ａ　花は左右相称。内花被の１片（唇弁）は他の花被片と異形。雄蕊は１−２個
Ｂ　雄蕊は外輪の１個が残る。柱頭は中央の１個が退化して、嘴体を作る
Ｃ　花粉塊は粘着体がないか、または先端に粘着体がある。
Ｄ　花粉塊は粒質。葯は多くは脱落しない。花序は普通頂生。
Ｅ　葯は蘂柱上で下向きに曲がる。
Ｆ　蘂中は顕著で、多少伸長し、翼はない。
Ｇ　根茎は細く、短く、肥厚しない。
Ｈ　唇弁は幅広く、基部が凹入し、扁平ではない。
Ｉ　唇弁は上下両唇にわかれる。葉はもし発達すれば縦ひだがある。
Ｊ　緑葉がある
Ｋ　唇弁は上唇と下唇との間に不明瞭な関節があり、基部に明らかな萼がある・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キンラン属

Ａ　葉は厚く、縦脈が多い。花は黄色。唇弁に５−７個の隆条がある。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キンラン
Ａ　葉はやや薄く、柔らかい。花は白色。唇弁に３個の隆条がある
　Ｂ　唇弁の基部は外方にやや鋭く突出し、中裂片は心形で鋭尖頭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ササバギンラン
　Ｂ　唇弁の基部は鈍くて短く、中裂片は楕円形で鋭頭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ギンラン