平凡社版　「日本の野性植物」より該当個所のみ転載　用語集へ　

カエデ科　　カエデ属　

オオモミジ・ヤマモミジ・アサハノカエデ・チドリノキ・ミツデカエデ・ウリカエデ・ヒトツバカエデ・ハウチワカエデ・コミネカエデ・ウラゲエンコウカエデ・
イタヤカエデ・メグスリノキ・テツカエデ・イロハカエデ（イロハモミジ・タカオカエデ・カエデ）・ウリハダカエデ・オオイタヤメイゲツ・コハウチワカエデ

Ａ　葉は単葉
　Ｂ　葉に細鋸歯がある
　　Ｃ　葉に３−１３本の掌状の主脈がある
　　　Ｄ　葉は掌状に３−１３裂し、楕円形で無分裂の葉が混じることがある
　　　　Ｅ　雌雄異株。少なくとも雄花序は束状で前年枝の仮頂芽および側芽から生ずる（花序の基部に葉がない）
　　　　　Ｆ　葉は５裂し、裏面に白色の短毛がある。雄花序は束状。芽鱗は２対、敷き石状。花は黄緑色、４数性。葉と同時に開く・・・・・・・・・・・・・・・・・アサハノカエデ
　　　　Ｅ　花序はいずれも今年枝に頂生する。花序の基部に葉がある
　　　　　Ｆ　雄性同株。花序は複散房状で雄花と両性花がある。花盤は雄蕊の外側にある
　　　　　　Ｇ　葉は５−１３裂。芽鱗は４対、敷き石状に並ぶ
　　　　　　　Ｈ　葉は５−９裂。裏面の基部の脈腋を除き毛がなく、裂片は尾状に伸びる。
　　　　　　　　Ｉ　葉は５−７裂。重鋸歯がある。葉柄は葉身の長さの2/3〜同長。分果は長さ約1.5cm。果翼は水平に開く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・イロハモミジ
　　　　　　　　Ｉ　葉は５−９裂。揃った単鋸歯または重鋸歯がある。葉柄は葉身の長さの1/2-4/5。分果は長さ約2.5cm。果翼は斜めに開く・・・・・・・・・オオモミジ
　　　　　　　　　（葉の裂片がふつう９個、不揃いの欠刻状の重鋸歯がある）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヤマモミジ
　　　　　　　Ｈ　葉は７−１３裂、裏面の脈上や脈腋に多少とも毛があり、裂片はふつう短くとがる。
　　　　　　　　Ｉ　少なくとも今年枝に軟毛がある。花序や若い葉に白色の綿毛を密生する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コハウチワカエデ
　　　　　　　　Ｉ　今年枝の毛は早落する。花序や若い葉の毛は少ない
　　　　　　　　　Ｊ　葉は幅4.5cm以上、浅・中裂し、重鋸歯がある
　　　　　　　　　　Ｋ　葉は１１−１３裂し葉柄は葉身の長さの２／３−同長。花は帯黄色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オオイタヤメイゲツ
　　　　　　　　　　Ｋ　葉は９−１１裂し葉柄は葉身の長さの１／４−１／２。花は濃紅色・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハウチワカエデ
　　　　　Ｆ　雌雄異株、雄性異株または雄性同株。花序は総状。花盤は雄蕊の内側にある。
　　　　　　Ｇ　花序は単純な総状、１花序に花は５０個以下。
　　　　　　　Ｈ　葉は無分裂〜５浅裂。
　　　　　　　　　Ｉ　葉は卵形、幅1.5-8cm。
　　　　　　　　　　Ｊ　葉は無分裂〜３浅裂、鋭端の鋸歯がある。葉柄は長さ1-3cm。果翼は水平に開く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウリカエデ
　　　　　　　　　　　Ｉ　葉は５角形〜広卵形、幅3.5-15cm。
　　　　　　　　　　Ｊ　葉の裏面脈上や脈腋に赤褐色の宿毛がある。花柄は長さ2-4mm。１花序に花は10-20個つく。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウリハダカエデ
　　　　　　　Ｈ　葉は掌状に５−９中・深裂する。
　　　　　　　　　Ｉ　葉の裂片は尾状鋭尖頭。果柄は長さ4-7mm。分果は長さ1.5-2cm
　　　　　　　　　　Ｊ　葉の裂片は中央の３個が尾状鋭尖頭、最下の裂片は1/2以上は切れ込まない。１花序に花は20-30個。萼片は長さ約2mm。・・・・コミネカエデ
　　　　　　Ｇ　花序は複総状で細長い円錐形、１００個以上の花をつける
　　　　　　　Ｈ　花序は下垂し、花は４００−１０００個・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・テツカエデ
　　　Ｄ　葉は円形で分裂しない。花序は総状、30-100花をつける・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒトツバカエデ
　　Ｃ　葉は羽状脈があり、分裂しない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チドリノキ
　Ｂ　葉や葉の裂片は全縁、または大きな鈍頭の鋸歯がある。芽鱗は５対以上で、瓦重ね状。
　　Ｃ　葉に3-7本の掌状の主脈があり、3-7裂する。
　　　Ｄ　雄性同株。花序は今年枝に頂生する。芽鱗は5-8対　
　　　　Ｅ　少なくとも葉の表面は無毛、葉の裂片はふつう全縁、鋭端・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・イタヤカエデ
　　　　　　葉裏主脈状に開出毛がある・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウラゲエンコウカエデ
Ａ　葉は複葉、３−５個の小葉がある。雌雄異株
　Ｂ　葉柄や葉に粗毛を密生。芽鱗は８−１５対、瓦重ね状に並ぶ。花は1-5個が今年枝に頂生する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メグスリノキ