登り納めはイブネに

イブネより雨乞岳

【山　域】　鈴鹿　イブネ
【日　付】　01/12/30　
【天　候】　曇り時々雪／晴れ
【人　員】 ２名
【コース】 岩ヶ谷林道入り口8:00---イブネ12:30〜13:45---
　　　　　　杉峠14:50---駐車地17:05

結果的には前日の方が天気が良かったのだが決行。
同行のＫ氏からは止めようとのことだったが
念願の豪華昼食を楽しむために
前日スーパーで食材を揃えたこともありＫ氏を説得。
平野部では結構晴れていたが

車から出て歩き出すととても暗くおまけに雪がチラチラ。
不吉な予感　もしかしたら山は吹雪か？。
まあ雨よりもましだし吹雪くようなら適当に途中で切り上げ
食事だけでも楽しむつもりで覚悟を決める。
予報通り風が強く体感温度は零下１０度。

駐車地には雪がなかったが遺跡前の丸木橋を越えると一面真っ白。
シデの大木には氷柱が出来ていた。
イブネに向かうのには何時も北谷左岸尾根を取っているが
今日はその取り付きを通過しもう一つ丸木橋を渡り少し進んだ地点から
支尾根に入り途中でいつもの尾根に合流することにした。
初めてのコースでどんなものかと期待したがいきなりハイイヌガヤ？が生え込み
失敗かと思ったがそれほどは続かず傾斜も少し緩いようでまずは安心。
登るにつれどんよりした空も明るくなりだし
もしかしたら晴れてくるかもと期待が出てきた。

尾根が合流する頃からテープも現れ見覚えのある景色。
昨年１２月を思い出す。
幸い霧氷も現れ寒い強風がガスを流しているのか
青空が広がり始めて雨乞岳や綿向山が姿を見せ始めてくれた。
広い尾根筋にある太い苔むしたブナも３年連続で白い花を見せてくれた。
予想外の積雪は膝まで潜りワカン無しでは少しペースが落ちるが
この分では予想に反しイブネまで行けそうでやはり来てよかったと
少しうろうろして佐目峠に向かう。

この辺りから更に雪量は増し膝上まで潜ってきたが
先頭を小刻みに交代してイブネに登り上がると
釈迦・御在所・鎌・雨乞と見渡せ２名で本日のイブネ独占。
相変わらず風は強く何回も雪煙が舞い山頂標識の辺りで
打ち止めにしてツェルトを設営（かなりいい加減）いよいよ待望の水炊き。
食べきれるか心配していた程の量だったが
二人ともかなり体力を消耗したのか次々と胃袋に収まり残らずたいらげてしまった。

食事を終え外に出ると早くも黒雲が湧き出しておりまたまた寒くなる。
足裏も冷えてきて銚子まで足を伸ばすのは断念して杉峠経由で帰路につく。
峠には本日の足跡は無く本日のフジキリ谷は当方等の貸し切りだった。
途中至近距離にいた黒い動物が突然逃げたがすぐ立ち止まりこちらを向いていた。
何とカモシカでこんなに近くで見るのは始めてである。
車に戻ると５時を過ぎておりかなり暗かった。