元越谷沢遊びと大岩の涼風展望
　
夏は沢遊びが一番ですが
うかうかしていると夏が終わってしまいそうなので
新ハイキングの例会に参加さして戴き水遊びを楽しみました。
渓流シューズのみで手軽に遡行できるので経験者と同行すれば
危険な所も少なくあえて心配と言えば淵をへつる際に
足元が滑りドボンとはまる程度。これもまた涼し。
今回のコースは「鈴鹿の山と谷」５の190Pの地図でいうと
右俣を詰め上げ水沢峠と宮指路岳の中間付近に達しました。

【山域】　　鈴鹿　元越谷遡行・大岩
【日付】 　　97/8/24　
【天候】　　晴
【人員】　　岩野氏新ハイ例会　13名
【時間】 　登山口8:50---大滝9:40---左又分岐11:20---大岩11:40〜12:55
　　　　　　猪足谷林道14:16---登山口15:20
　
大河原橋から林道に入り猪足谷林道出会い付近に駐車。
キャンプの車が結構入っているようだ。
点呼のあといきなり谷に入っても堰堤が多いので
しばらく林道を進んでから昔の林道らしき広い道から谷に入る。
ここで渓流足袋に変えるが半分くらいの方が地下足袋にワラジとは驚き！！。
堰堤をひとつ越しばらく進むともう一つ去年は
確かまだ建設中だった新しい堰堤が完成していた。
この辺りから遡行らしさが現れる。
大きな淵が現れ右側を腰付近まで浸かって通過。
２年前ここでパンツ姿になり泳いだが今日は誰もはまらない。
大滝の手前にはテントが一張り。
涼しそうな一夜だったろう。
大滝はこの谷一番の見せ場。
階段状に落ち周りの絶壁と合わせなかなかの迫力　
右を登るが適当な足がかりに加え取って付けたように
根っこがあるのがなんとも歓迎してくれているようで嬉しくなってくる。

水沢峠や鎌尾根付近から流れ込んでくる左俣出会い付近までが核心部。
花崗岩の明るいナメ滝や青みの際立つ流れが
次から次と現れ沢遊びを充分堪能する。
出会いを左に進むとゴロゴロした岩が目立ち少し暗くなる。
今年の豪雨のせいで倒木が多いように感じる。
当方はこの先の分岐の仏谷を詰めたことしかないが今日のコースは右俣になった。
仏谷は蛇行した実に緩やかな源流だったように記憶しているが
右俣は最初水量こそ少ないが滝状になっており
最後は同じような実に緩やかな感じだった。
　
源流で靴を履き替え疎林の歩きよい尾根に乗り登り詰めると縦走路に合流。
左に進むと「鈴鹿の山と谷」５の171Pにある大岩が見えてくる。
近づくと微かな踏み跡があり程なく岩の上部につく。
一般のガイド書にはあまり紹介されていないが
ここの縦走路を通過したときには必見の好展望場所。
小さなプレートがあり入道岳と野登山が谷を挟み
左右に大パノラマとなり実に雄大な景色。
秋を思わす涼風が吹き抜け
ゆっくり昼食タイムの　のどかなひとときを過ごす。
　
帰路は縦走路をそのまま南下　
猪足谷林道に出ると暑くなったがそれぞれの
今年の夏の山行き話などをしゃべりながら出発地に戻る。

補記

現在林道はスカイラインから少しはいるとゲートとフレコンが有り進入不能である。
林道入り口近くに広場がある。　　’０２／９　記