霊仙山 三角点1083.5m 山岳会投稿文
平成８年２月２５日 曇り
タイム 落合 ８：２０−−汗拭峠 ９：０５−− 三角点着 １１：１５−−出発
１２：０５−−今畑着 １４：４０
出会い者 数名
同行者 Ａ氏
感想
樹氷を求めて霊仙山に行って来た。
途中の車窓からはくっきりと山容が臨め展望が期待できそうだ。
車は落合まで入れるが路肩には雪が多く残っており駐車地は少ない。
汗拭き峠に着くと早速初めて買ったアイゼンを練習のため着装。
なるほど滑らなくてこれは便利と納得！！。
見晴らし台を過ぎて少し急な坂を登り詰めると
そこからは霊仙山らしい高原状のスロープが続いている。
特に今日はうっすらと新雪が積もっており白は白でも灰色ではない
本当の真っ白になっている。コースは遭難防止の赤旗がずっと続いていたが
お虎ヶ池を過ぎたあたりから三角点を目指しダイレクトコースをとった。
途中の窪地は風が弱いのか幕営組のテント場になっているようだ。
ところで期待していた樹氷はタイミングが悪く頂上付近でもほとんど見られず残念！。
日頃の精進が悪いのだろう。三角点では三人のパーティーと出会い
聞けば「長浜山岳会」とのこと写真を撮ってもらう
なお「八日市山の会」の標柱はまだ健在だがだいぶんくたびれており
そろそろ新しく立て直してもいいだろう。
特に下部が傷みがひどいようだ。
そこから斜面を西南尾根に向かい窪地で昼食後
尾根に取り付いた頃から雲行きが怪しくなり吹雪始める。
このコースは最近誰も入っていないようで踏跡もなく
一瞬ひやっと（本当はもっとだが）したが
それほど悪化しないようなのでそのままコースを進む。
今から思えば始めてみる雪庇など写真に撮りたかったが
二人とも笹峠を目指して一目散といった感じで逃げ帰った次第。
なお笹峠付近もあまりテープがなく冬季は気をつける必要がある。
鈴鹿といえども冬山の楽しさと怖さを同時に体験できた想い出深い山行となった。
